Serve One Another

天網恢恢疎而不漏

防衛的組合活動

「悪人が悪いことをするのを承認しない者は、

無花果の樹がその実に酸っぱい汁を賦与することや、

赤ん坊が泣きわめくことや、

馬がいななくことや、

その他すべての必然的な事柄を承認せぬ者に似ている」

 

マルクス・アウレーリウス 自省録』(神谷 美恵子 著)より

 

組合活動をしていると, 貪欲なブラック経営者に沢山出会う。

たとえば,こんなのとか*1

明らかに必要以上の金銭を手に入れているのに,底なし沼のように金銭を追い求め,社会に迷惑をかけ,組合員の生活を破壊する経営者に出会う。

そのくせして,カネのチカラや弁護士屋のチカラ,そしてときには暴力で,すべてをごまかしきれると思っている。

怒りのあまり体調を崩しそうになったら,この一節を思い出そう。

 

金銭欲だけが発達した異常者は,いつでも一定数存在する。 

必要なのは,これら異常者を排除することではないし,組合にそんな権力はない。

これら異常者から,組合員の生活を防衛することだ。

www.findclara.online

 

*1:上場をめざすクララオンライン 残業代,請求すると犯罪者 http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/20180619/1529408128

クララオンライン事件 本訴資料 陳述書(2)案(タイムカードの捏造について)

クララオンライン事件について,陳述書(2)(タイムカードの捏造について)を公開します。

 

目 次

 

上場(IPO)を予定する株式会社クララオンライン・家本賢太郎社長とは

株式会社クララオンラインは,東京都産業労働局から「平成29年度 東京ライフ・ワーク・バランス認定企業」の認証を受けた私の前職であって,現在はNutanixをベースとしたクラウドサービスである「Claris」,「STHARK」,「鴻図雲」,および中国電信の回線をベースとした通信サービスの「極速中国」,「China Connect」などを販売する,家本賢太郎氏(内閣府男女共同参画会議・議員)が経営する企業です。

クララオンラインは,名古屋取引所への上場(IPO)を予定しています。

「クララオンライン事件」とは

クララオンライン事件は,内閣府男女共同参画会議・議員,すなわち公人でもある家本賢太郎社長が,自らタイムカードの捏造を命令したのみならず,部下の弁護士を利用して,未払賃金を請求した社員(私)に「横領犯」の濡れ衣を着せ,さらに,部下を利用して愛宕警察署に被害届が受理されるような暴力を振るい,全治2週間のけがを負わせた事案です。

この連載の趣旨は,下のページにおいて,詳細に記載させていただいています。

 

この事件の次回期日は,以下の通りです。多くの皆さまの傍聴参加をお待ちしております。

「クララが9時半6時半となっているのを,完全に是として,皆が何も言わずにそのままークララオンライン事件・本訴第1回期日」

 

家本賢太郎と私,どちらが犯罪者か

また私は,かねてより,家本社長に対して,(私が犯罪者であって,家本社長が被害者であるというなら尚更)団体交渉に出席して堂々と主張の根拠を示し,主体的に交渉に臨むように呼びかけていますが,

家本賢太郎社長は,これまでに5回行われた団体交渉をいずれも欠席し,執行役員である長谷川大輔氏や弁護士を利用して,主張を代弁させるに留まっております。

私が今回,ここで堂々と書面を公開してたたかうことに決めたのは,家本社長による,このような態度も勘案してのことです。

私が幼少期より,家庭や学校で教えられてきたところでは,他人を犯罪者であると決めつけ,有罪の確定判決はおろか,起訴されたわけでもないのに「懲戒解雇」することは,人の信用や名誉を深く傷つける,きわめて重大というほかない行為なのですが,

 

このような行為を行っておきながら,半年もの間団体交渉から逃げ回り,街宣をすれば窓から顔を覗かせて(ご自慢の)中国製スマホを向け,ブログやTwitterの更新を止めて「雲隠れ」を行うというのは,あまりにも卑劣というほかありません

(また,真偽は定かではありませんが,寄せられた情報によれば,前回の団体交渉では,秘書同伴で会場までやって来たのに,私と組合から隠れ回り,別室で聞き耳を立てていたということです)

 

私も家本賢太郎と同じように,弁護士を利用して,関係者との連絡を絶ち,なるべく隠密に解雇無効を争うことができますが,これでは,家本社長や,今のところ家本社長を信任している内閣府や東京都産業労働局,そして株主らに,ことの重大性,社会通念からの逸脱性を伝えることができません(都合の良いように説明されてしまうでしょう)。

幸いにして,ここ最近,クララオンライン事件に関する記事は,公開後24時間もしないうちに数百ものアクセスをいただける状況が続いています。クララオンライン,または関係会社,取引先の人間によるものと見られるアクセスも,相次いでいます。

 

私も,裁判を傍聴したことが何回もありますが,証拠が手元にない中では,公開の法廷とは言っても,事案の全貌は把握しにくいものです。しかし,上の記事に述べたような制約はありますが,私の権限の及ぶ限りにおいて,今回の事件は,ほんらいの意味で公開された法廷の中で,私と家本賢太郎のどちらが犯罪者なのか,皆さまに判断してもらいたいと考えております

 

 まっとうな職場を取り戻すため,共謀者についても,徹底的に責任を追及します

また,陳述書中に名前が出てきている人物,すなわち,今回の事件に,家本賢太郎の側で加担した人物については(現在は,組合の委員長に抑止をかけられているので,泣く泣く延期しているのですが),今後,共犯者個人に対する提訴を念頭に,ありとあらゆる手段で,徹底的に責任を追及する所存です。

むろん,今回の事案を把握しておきながら,労働者代表として懲戒解雇に加担したスタークホスティング部のF君も例外ではありません(当時は多少の親交があったと認識していましたので,極めて残念ですが)。

そもそも,私が,半年も時間があったのに,あえて今日まで決定的な証拠を公開せず,穏やかな説得と話し合いに終始していたのは,家本賢太郎氏の名誉と感情に配慮するとともに,同人の理性的な判断を期待していたからです

それなのに,今回の事態,そしてビジネスストラテジー部のM君による暴行事犯に至ったということは,関係者全員から,家本賢太郎と連帯して,私と,全生涯をかけて徹底的に争いたいという積極的な意向が表明されたものであると理解しております

(23:26追記:私が同じ立場に置かれた場合のことをイメージすると,やむを得ない選択であるような気もするので,この点については,一旦撤回します)

 

連休のさなかに物騒な記事で申し訳ありませんが,平にご容赦くださいますようお願いします。

 

以下は,私がまもなく提出する予定である3つの陳述書のうちのひとつです。

あくまでも文案ですから,実際に提出される書面とは,多少の差異が生じることがあります。陳述書の中で言及される書面や証拠であって,主要なものは,最下部に記載します。

 

f:id:nyaku37:20180916165829j:plain

f:id:nyaku37:20180916165831j:plain

f:id:nyaku37:20180916165834j:plain

f:id:nyaku37:20180916165836j:plain

f:id:nyaku37:20180916165838j:plain

f:id:nyaku37:20180916165841j:plain

f:id:nyaku37:20180916165844j:plain

f:id:nyaku37:20180916165849j:plain

f:id:nyaku37:20180916165851j:plain

f:id:nyaku37:20180916165853j:plain

f:id:nyaku37:20180916165856j:plain

f:id:nyaku37:20180916165858j:plain

f:id:nyaku37:20180916165901j:plain

f:id:nyaku37:20180916165905j:plain

f:id:nyaku37:20180916165907j:plain

 

 

 

出向基本契約書 

f:id:nyaku37:20180916160544p:plain

f:id:nyaku37:20180916160557p:plain

出向に関する個別契約書

f:id:nyaku37:20180916160629p:plain

2017年10月のタイムカード

f:id:nyaku37:20180916160657p:plain

2017年10月給与明細

f:id:nyaku37:20180916160721p:plain

賃金規程

f:id:nyaku37:20180916160751p:plain

2018年1月のタイムカード(遠藤千尋氏と植木しのぶ氏が捺印)

f:id:nyaku37:20180916160853p:plain

Wantedly控え(植木しのぶ氏が自ら公開したもの)

f:id:nyaku37:20180916160954p:plain

f:id:nyaku37:20180916161005p:plain

登記簿謄本(クララオンライン・家本賢太郎社長)

f:id:nyaku37:20180916161049p:plain

本件高級マンション(HF学芸大学レジデンス2・不動産業者が公開したもの)

www.youtube.com

www.youtube.com

タイムカード捏造指示(家本賢太郎氏によるもの・Slack)

f:id:nyaku37:20180916161126p:plain

つづきの陳述書はこちら

www.findclara.online

クララオンライン事件 本訴資料 陳述書(1)案(鳥商社通販事業について)

クララオンライン事件の裁判資料について,このブログで,順次公開することに致しました。

連載の趣旨

常識的には,自らが抱えている係争について,積極的に情報を公開することはありませんが,今回は,内閣府男女共同参画会議・議員,すなわち公人でもある家本賢太郎社長が,自らタイムカードの捏造を命令したという点などを総合的に勘案すれば,真相を公然とあきらかにすることが,ひろく公益に適うと考えられる上,

私と同じフロアで働いていた(部署こそ違えど)クララオンラインの従業員にとっても,今回,私と家本賢太郎氏との,どちらが犯罪者であるのかについて,真実を知り,なるべく多くの情報を受領して,検討する権利があると考えるからです。

(じっさい,家本賢太郎社長に近い役職員が,さかんに,私に関する嘘八百の流言をおこない,あかたも,私が暴力的な手段によって,争議を強行的に解決するために抗議活動をおこなっているかのような印象を与えようとしている,との情報も入っております。

私が一方的な悪者,または犯罪者であるかのような理解のもとで日常の業務にあたるのは,いわばクララオンラインの方針と親和的であり,快適な状態かもしれませんが,長期的には,私と同じような被害を受けるリスクを負うことになるので,不公正である以前に,流言を真に受けた従業員本人にとっても,望ましいこととはいえません)

組合活動による制約について

ただし,原告(反訴被告)の訴状については,(現在,プレカリアートユニオンとクララオンラインの間で,一時的に,争議行為を中断する旨の合意があることから,影響を考慮する趣旨で)第1回期日の3日前ごろ(9月30日前後)を目処に公開しようと思っています。

また,この裁判(平成30年(ワ)第26787号 損害賠償請求事件)は,今でこそ私と鳥商社(家本賢太郎)との関係の裁判ですので,比較的自由に情報を公開することができますが,

今後,地位確認請求事件や街宣禁止仮処分事件(債権者クララオンライン・債務者プレカリアートユニオン&私)との併合が見込まれますので,その場合は,公判の途中であっても,組合が許可しないときは,書面を公開できないことになります。

ただし,いかなる場合においても,公判を傍聴する権利は,決して妨げられることがありません。なお,この事件の次回期日は,以下の通りです。多くの皆さまの傍聴参加をお待ちしております。

「クララが9時半6時半となっているのを,完全に是として,皆が何も言わずにそのままークララオンライン事件・本訴第1回期日」

上場(IPO)を予定する株式会社クララオンライン・家本賢太郎社長とは

名古屋取引所への上場を予定するクララオンラインは,東京都産業労働局から「平成29年度 東京ライフ・ワーク・バランス認定企業」の認証を受けた私の前職であって,現在はNutanixをベースとしたクラウドサービスである「Claris」,「STHARK」,「鴻図雲」,および中国電信の回線をベースとした通信サービスの「極速中国」,「China Connect」などを販売する,家本賢太郎氏(内閣府男女共同参画会議・議員)が経営する企業です。

タイムカード捏造,暴力,そして脅迫……「クララオンライン事件」とは

現在,未払賃金を請求されたことを契機とする不当な懲戒処分や,家本賢太郎氏のみならず,執行役員CFOの長谷川大輔氏までもが関与した,組織的なタイムカードの捏造,そして,組合に対するビジネスストラテジー部M氏による暴力行為(愛宕警察署によって,暴行罪の被害届が受理されています)などの問題のために,プレカリアートユニオンとの間で,争議に至っております。

以下は,私がまもなく提出する予定である3つの陳述書のうちのひとつです。

あくまでも文案ですから,実際に提出される書面とは,多少の差異が生じることがあります。

f:id:nyaku37:20180916094002j:plain

f:id:nyaku37:20180916094021j:plain

f:id:nyaku37:20180916094024j:plain

f:id:nyaku37:20180916094026j:plain

f:id:nyaku37:20180916094028j:plain

f:id:nyaku37:20180916094030j:plain

f:id:nyaku37:20180916094032j:plain

f:id:nyaku37:20180916094036j:plain

f:id:nyaku37:20180916094039j:plain

f:id:nyaku37:20180915191326j:plain

f:id:nyaku37:20180915191330j:plain

次の陳述書はこちら

www.findclara.online

www.findclara.online

総力戦としての労使紛争

今日で,鳥商日本株式会社の取締役を解任されてから,ちょうど半年が経過した。

 

「tOriPay」を振り返る

ふと思い立って,かつてのサービス名である「tOriPay」で,TwitterやGoogleを検索してみた。

至らなかった事ばかり思い出しながら,さぞかし叩かれていたのだろう,嫌われていたのだろうと,ビクビクしながら,開いてみた。

しかし,思いのほか,好意的な声が多かった。そもそも,手数料が相当に安かったことと,tOriPay停止後は,競合であったPocketChangeが手数料を2倍の15%にしたことが,効いたのだろう。tOriPayのAlipay両替は,家本賢太郎会*1の命令で,最後まで1%の手数料だった。銀行口座を持っていれば,Alipayの出金手数料0.5%を加えるだけでWeChatPayに移管できるから,1.5%だ。今思えば,破格である。

その後,類似のサービスもでたようだが,折角だからチェックしてみたら,手数料が20%とか,馬鹿げた世界が広がっていた。あのな,英国の消費税じゃないんだから。

そういう訳で,当時は,案外うまくやっていたのだなと,ちょっとだけ安心させてもらうことができた。

上場を予定するクララオンライン・家本賢太郎社長との闘い 

鳥商社を解任されて以降は,文句の付け所がないほど一介の労働者となったので,今日に至るまで,総力戦としての労使紛争がつづいている。

私は,暇な時間はいつでも組合事務所に詰めるようにしていたので,クララオンライン・家本賢太郎との紛争を含め,ここ半年で,数え切れないほど多数の労使紛争に関与することになった。

労働組合,または地域合同労組というのは,実に優れた仕組みだと思った。

激しい争議を敢行し,金銭の力に屈服しない労働組合は,会社を労働者と同じ土俵に引きずり下ろし,自分自身にとっての具体的な脅威や苦痛,危険の中で,名誉と未来をかけて行う「たたかい」の場として,労使紛争を位置づけることができる。

労働組合に加入しなくても,弁護士をやとえば,解雇無効を争うことはできる。しかし,この種類の争いは,本人にとっては40年弱しかない勤労生活の5%,10%,またはそれ以上をかけた争いである一方で,会社にとっては,200万円ばかしの経費がかかるイベントのようなものでしかない。取締役個人のお金を使っているわけでもない。

要するに,他人事なのである。家本賢太郎社長が,かつて教えてくれたところでは,クララオンラインでは,かつて7人ほどの労働者を(一方的に)解雇したことがあるという。これには,最低で200万円,最大で900万円かかったと,自慢げに語ってくれた。

今回の争議が幾らかかったのか*2は知らないが,言い方からして明らかなように,他人事なのである。買ってみたサーバーが使えなかったから3000万円損した,的な話と,まったく同じベクトルである。

 

地域合同労組のちから

しかし,プレカリアートユニオンにおいて,クララオンライン事件を含む多くの争議を経験して感じたのは,地域合同労組による争議行為には,ブラック企業の経営陣を「自分ごと」の土俵に引きずり出し,正面から働きかけを行い,カネをいくら払うという問題に留まらない,フェアな紛争に転換する力があるということであった。

プレカリアートユニオンに対して不誠実な交渉を行い,欺き,嘘をつけば,組合はあらゆる手段で相対するブラック企業の弱点を探り,重大な労使紛争を多数解決してきた実績ある労働組合としての信用を背景に,これを社会的にアピールする。

また,拡声機を持参して社前集会を行い,地域社会や取引先に対して事実を暴露することもできる。

この期に及んで,ブラック企業の経営陣は,ようやく,ただ金銭が云々,時間が云々に留まらない,自らの名誉と将来をかけて,正面から相対せねばらならない問題が目前に迫っていることを知るようだ。

このとき,はじめて,労使紛争は,労使対等のものとなる。労使ともに,自らの実存をかけて,正義を争うことになるからだ。裁判所は,よほど穏当を欠く表現や態様でない限りは,社前における街宣活動を,組合の正当な業務として容認しているが,実に優れたバランス感覚であると思う。一見すると,なにか過激な政党か宗教のように見える「街宣」の2文字だが,ブラック企業が行使する金銭の威力,ベールを引き剥がすためには,これが必要なのである。

 

総力戦としての労使紛争

 

一方で,対等な立場でたたかえば,それは往々にして総力戦へと転化する。

ここでいう総力戦とは,戦略目標を達成するためであれば,戦いの主体が本来有していた良心を含めて,あらゆる制約を否定して効果的な手段を選択し,実行する戦闘のことである。

クララオンライン事件も相当なものがあったし,場合によっては,これからも,今まで以上の被害が見込まれるのであるが,他の事件を見回しても,総力戦の悲惨さは,目を覆うばかりであった。

労働契約とは,たんに時間と賃金との交換契約ではない。労働行為のなかには,つねに,より繊細な人間同士の関係が包蔵されている。

総力戦としてのーー裁判所外での決着を前提としたーー労使紛争は,しばしば,勝利のために,とにかく相手方を悪魔として位置づけ,中傷,攻撃し,築き上げてきた信頼関係の全部を破壊し,滅却するほどの衝突を生じうる*3

先述のように,この場合における労使紛争は,労使ともに「自分ごと」として行っているものであるから,この破壊活動の深刻性,悲劇性は甚だ深い。そもそも労使関係は,労使がいったんは信頼し合って労働契約の締結をするに至って発生するものであるから,紛争は,つねに,裏切りを生むのである。

使用者はとにかく金銭をかき集め,関係者の説得に回る。労働者は家族親類に支援を仰ぎ,まともな組合は,争議をどこまでも支援する。並行して裁判も行われるが,争議自体が真剣に行われていたほどに,裁判の結果など,もはやどうでも良く思えるに違いない。

 

職場で存在した信頼関係や思い出,共有した小さな秘密,そのすべてを巻き込み,破壊し散らし,傷つけて,戦闘は進展する。組合は組合法を盾に,公然と会社を批判するが,会社は,業界内で陰に陽に情報を流したり,収入源の途絶をねらったり,家族に圧力をかけるなど,それぞれの戦術で「敵」を攻撃する。

戦いが終わったときには,結果がどうであれ,双方の名誉が深く損なわれ,当事者以外の関係者が何人も辞職を余儀なくされ,秘密であったはずの情報が飛び交い,探偵屋や弁護士だけが暗躍して,金銭をポケットに入れ,当事者の前には,ただ荒野がひろがっているのである。

クララオンライン・家本賢太郎社長(内閣府男女共同参画会議・議員)による脅迫メール

f:id:nyaku37:20180913220129p:plain

(家本賢太郎氏による,当時の電子メール。人を精神科医院にまで追い込んでおいて,面と向かっての話し合いに応じず,これである。クララオンラインを名証に上場させたいということで,必死だったのだろう

今にして思えば,「あなた自身の将来を考えると」とか「履歴書上,今後のことを考えると,転籍のほうがきれいである」とか,巧妙な退職強要でしかない。内閣府男女共同参画会議・議員をやったぐらいだから,政治的な言い回しがうまいのだろうか)

 

誠実な交渉態度

私が今思うのは,弁護士や労働組合が登場する前から,相手を対等な契約の相手方として捉え,なにごとも話し合いによって,納得ずくで進めていくべきだということだ。

労働紛争は,つねに,労働者の納得を軽視し,強行的に解雇や賃下を強行する使用者に対して,労働者が団結して異議を申し立てることによって始まる。しかし*4,採用時は話し合いによって雇い入れたのだから,解雇するときや賃下が必要なときも,話し合いによって,まずは臨むべきなのだ。

これを怠り,横柄な弁護士を並べ,または団体交渉を拒否して,労働者と労働組合を侮辱したとき,争議が開始される。

例えば私が,11月,辞任した*5池田元取締役の分も働いたことを踏まえて,賃金関係については一定の考慮を示して欲しいと,家本賢太郎社長や執行役員の長谷川大輔氏に申し出たとき,彼らは,管理監督者だから*6といって,深夜手当11千円だけを支給して,管理監督者手当と翌月以降の一切の深夜手当等は不払いとした。また,同席したE弁護士は,「委任契約だから,本来はまったく払わなくてよいお金だ」とまで言ってのけた*7

その報復だろうか,冬のボーナスは一方的にゼロにされ,これに異議を申し立てている内に「労務管理が不安だ」とするE弁護士の主導で私をクララオンラインから追い出す工作が始まり,3月には,何らの話し合いもないままに,「会社都合退職の手続をとる」とのメール(上の画像)が送りつけられた。

 

ちなみに,家本社長には,目黒にも行くし,電話も取るから,Slackではなく直接話し合いたいと,何度も申し出た。しかし彼は,あくまでもSlackで私を遠隔攻撃することにこだわった。

今でも,5回もチャンスがあったし,社前集会でも散々呼びかけた*8のに,団体交渉には出て来ない。

ひとから,面と向かって不正を指摘されるのが怖いのだろうか?

内心の事情は知らないが,著しく人間を軽侮した態度といえるだろう。

 

堂々と,話し合え。根拠を示せ。

「総力戦」は,決して不可避なものではない。相手を尊重して,誠実に対話に臨む姿勢さえあれば,お互いに,何ひとつ壊されずに済むのである*9

*1:親会社の社長だから,こう呼ぶべきだろうか

*2:今後,今までの倍はかかかると思うが

*3:離婚紛争がイメージとしては近いと思われる

*4:私はいつも言っているのだが

*5:鳥商日本株式会社の

*6:これ自体は間違っていないのだが

*7:その後,私を労働者として「懲戒処分」に処するのだから,これは著しく詐欺的な態度だといってよいだろう

*8:窓から顔を出していたので,きちんと聞いていたと思う

*9:その方が,お金も掛からない

鳥商のおもひで(7)

団体交渉のはなしに,戻る*1

 

f:id:nyaku37:20180901003454p:plain

(セットアップが完了した当時の商品)

鳥商社を立ち上げ,県人寮の狭い部屋を,深圳から仕入れたタブレットPCと,ロシアから仕入れたソフトウェアでいっぱいにしていた私は,京王線のとある駅にほど近い,スーパーの本社で開催された団体交渉に,自信満々で臨んでいた。

自信というのは,「仮にここで負けてクビにされても,オレは食っていける」という自信である。今にして思えば,若干わけがわからないが,当時は,そう思っていたのである。

 

あの頃の会計帳簿は残念なことに持っていないが,もともと,資本というのは,友人の岡本君から調達した5万円しかなかった。

このように,何をどう考えても綱渡りの財務状況なのに,私は変に自信満々で,無駄に費用をかけて作った名刺を懐に入れて,団体交渉にのぞんだ

 

団体交渉では,清水委員長が,解雇の理由は何だと,普通の調子で追求しはじめた。そうすると,例のエリアマネージャーが,店舗の人との協調性がどうのこうの,と説明をはじめた。

しかし,その実際の動機が,牡蠣フライ事件にほかならないことは,わかっている。言い逃れができると思ったのか。

清水委員長がそのカードを切る直前,私は間抜けにも,相手の会社や弁護に対して見栄を張る目的で,個人事業の名刺を配付してしまった。

ああ!バカにも程がある!!!

 

折角だから解説をすると,解雇無効の争いには,審判や判決の日以降,じっさいに働いて賃金を得る意味と,審判や判決が出るまでの間,働く意思があったのに,会社のせいで働けなかったに過ぎないのだから,その間の賃金を払えという意味(バックペイ)の,ふたつの側面がある。

自営業の名刺なんか配ってしまうと,前者の面でみれば,「別の仕事を始めたから,スーパーで働く意思を放棄した(=したがって,解雇が無効でも,どのみち働かなかったのだから,解雇されていた間の賃金は,払わなくてもよい)という主張や,「会社のせいで働けなかったとしても,別の場所で働いて利益を得たのであるから,その分をバックペイから控除せよ」という主張に悪用される。

このときは清水委員長も困惑したのか,団体交渉の最中なのに,私に,しきりに抗議を申し入れてきた。私の方では,まったく訳を知らないからぽかんとしているのだが,ついに見かねたスーパーの弁護士が,「組合内で協議する時間を設けましょうか」といって,席を外そうと申し出た。

清水委員長がそれを受け入れたので,スーパーの弁護士や取締役は,別室に去っていった。最近は,失業者らしく暇を持て余しているので,清水委員長の団体交渉を傍聴するようにしているのだが,こんな椿事は,起こったことがない。プレカリアートユニオン結成以来比類のない,相当の迷惑をかけたと言ってよいだろう。

 

f:id:nyaku37:20180901005423p:plain

(当時は,旅行に行くのが好きだった。石巻に行ったときの写真)

 

団体交渉は,休憩を挟んだ後,相手の弁護士のペースで進んだ。今でも,あのときほど決まりの悪い団体交渉を見たことがない。あれ,おかしいな,午後から休んでいるはずなのに体力が段々ゼロに……

団体交渉終了後は,なんで名刺なのか出したのかと,駅前のロイヤルホストで散々怒られた。私は,ロイヤルホストなんてブルジョア的じゃないかとか,どうでもいいことを考えながら,そうでしたごめんなさいと平謝りをした。

しかし,「落とした牡蠣フライを客に提供した」という事実自体が,相当に強烈だったのだろう。これを宣伝されることを恐れた会社は,結局,解雇を撤回した。そもそも週3で早朝働いていただけなので,額は少なかったものの,バックペイも,もらうことができた。

これに若干の慰謝料を合わせて,2ヶ月分の生活費ぐらいになっただろうか。私は,口座に振り込まれた示談金を,すべて事業資金に充当することにした。

 

鳥商社,初めての増資であった。

 

 

*1:ここ1週間,比較的体調を崩していたので,更新することができなかった

鳥商のおもひで(6)

平成28年5月25日,私は,三鷹市井之頭の県人寮で,鳥商日本株式会社の前身となる個人事業を開業していた。

 

f:id:nyaku37:20180822215928j:plain

(当時の名刺裏面。法人化後なので,厳密には当時ではないが,デザインはだいたい同じ)

 

名刺に書いてあるとおり,コンピューターとソフトウェアの輸入販売をしていた。このうちコンピューターについては,今はなきはこBOONに負荷をかけまくり,毎日多数を朝晩問わず発送した。

何分,半分フリーターの生活である。今思えば,このやり方はクレバーだった。事業が不調でも,賃金所得があれば,生活自体は,最低限赤字にはならない。

創業を志す若者には,最低限,このように副業的にやるか,または,実家に住んで,家賃を払わずにすることを,強く勧めたい。この場合,うまくすれば,事務所家賃までタダになるのだ。大失敗*1をしても,食費ぐらいはカバーしてもらえる。これほど素敵な条件はない。

当時はウクライナ事変の影響があってルーブル安で,私は,コンピューターをこの頃精度が急上昇していた中国から,ソフトウェアをロシアから買ってこようと考えた。実際,この作戦は,それなりにうまく行った。

いっぽうで,立ち塞がったのは,商標法の問題であった。ロシアから購入してきたMicrosoft Office搭載の商品を,マイクロソフトディストリビューターではない私が,Microsoft Office搭載だと称して売ったら商標法違反になるのかどうか,という問題に,頭を抱えた。

 

f:id:nyaku37:20180822223555p:plain

(時と場合とレートとによっては,お得になることがある。ただし,購入には色々なテクニックが必要。それを突き止めるのが仕事だった)

 

今でも強引な法解釈だと思うのだが,販売者が商標権者ではないのに,商標を利用することによって,あたかも商標権者であるかのように見せかけたので商標法違反,という判決が,このころ連発されていた。

もちろん,実際に逮捕されているのは,商標法で叩けなくても何かしらの法律で叩けなくてはならないような違法コピー屋さんなので,取り締まりが行われること自体は仕方がないと思うのだが,とはいえ,「こいつも怪しいかも知れない」と思われたら,正当に輸入しているから無罪という判決をどこかで勝ち取ったり,検パイ*2をいただいても,やっぱり逮捕は逮捕なので,家族関係を中心に,色々と問題は起こりそうであった。

むしろ,当時は今よりも,自分の身分が明らかになることを恐れていて,何事もこっそりとやっていたような気がする。今は,内閣府男女共同参画会議の議員さまであるクララオンラインの家本賢太郎を相手に,私が犯罪者かどうかという重要な問題を争っている関係上,通常考えられないほど何もかもをオープンにしているが,当時からそうしていてもよかった。

だがやはり,例のスーパーや学園祭実行委員会から解任・解雇されたお陰で,気が滅入っていたのだろう。追い出されてばかりである。

私は,私などが商売などして良いのだろうかと思いながら,なんだかんだ,深く深く調べて,みつけるのが楽しくて,商売に勤しんでいた。いつの間にか,それが主軸になっていた。

会計も,分からないながら,弥生会計を使って,付けはじめた。

 

予定では,次回記事でスーパーの団体交渉,その次で商標法について調べて走り回ったときのことを話したい。あくまでも予定だが。

*1:とはいっても,若者は何も持っていないので,自己破産したところで何一つ没収されるようなものがないことも,少なくない。私自身もやっぱり,そのクチである

*2:検察庁がゆるしてくれて釈放されること

金銭追求活動について

今日,同年代の友人2人と,新橋で飲んできた。案外いい店だった。

その中で,消費活動や所得に関する話をしたのだが,全体的な印象として,

 私の最近の考え方は,標準からほど遠いところにあるのか

 という意外さに満ちていて,色々と申し訳なくなってきた。

 

私が所属しているプレカリアートユニオンは,寡欲なところである。何かの祝賀行事でなければ,組織的に居酒屋に行くことはないし,飲酒をする場合も,多くはカクヤスで買って事務所内で飲む。非常に安い*1

それに慣らされてしまったのだろうか。鳥商社時代で一番贅沢をしたときは,共同創業者の池田君の勧めもあって,海南航空の飛行機の12時間遅延に疲れ果ててむしゃくしゃしたので,

インターコンチANAホテルのバーで1,500円のカクテルを2杯飲んだうえに宿泊した*2が,それ以上のことはなかったと記憶している。

それ以外は,もっぱら,ガストやバーミヤンに行くか,またはウエルシアで買った赤ワインを飲んでいた。今日話柄にのぼったような贅沢なんて,私にとっては,おカネがあってもなくても,縁遠いものなのである。

 

しかし,私は日頃,プレカリアートユニオンの活動として,金銭を目的に労働基準法に違反するブラック企業を批判している。これは,例のクララオンラインや,クリエイトエス・ディーなど,色々なものを挙げることができるのだが,

たとえば,このような演説をする*3

家本賢太郎社長のクララオンラインは,なぜ,金銭を獲得するために,タイムカードを捏造したのでしょうか。

家本賢太郎社長,私は,あなたの,5分の1未満の家賃のアパートに住んでおります。しかし,堂々とたたかい,今日もここに来ております。

なぜ,あなたは,法律をまもって,まっとうな生き方をすることよりも,目先の金銭,おカネを必要とするのでしょう。

10ヶ月もの間一緒に働きましたが,ついにわかりませんでした。私は,金銭を獲得できることよりも,道徳的であることを選びます。

家本賢太郎社長,ぜひ,ここに来て,答えて下さい。なぜあなたは,金銭を目的として,労働基準法に違反したのですか。あなたにとって,経営は金銭なのですか。

内閣府男女共同参画会議,議員の家本賢太郎社長。社会と金銭,どっちが好きなのですか。

私は,きわめて真剣に,右の演説をしている。基本的に,「個人的な金銭獲得を目的に,公共的規範である労働基準法に違反した」という点に力点を置いている。

 

私とて会社を立ち上げたことはあるのだが,既に述べたように,金銭の使い方はよくわかっていない若造なので,会社とは言っても,金銭獲得を目的にやっているつもりはなかった。発見を形にしていくプロセスと,多少の自由があることが楽しかった。

個人的には,この立場に一番共感する。

 

hg26.blogspot.com

f:id:nyaku37:20180822000809p:plain

人生を快適なものにするすべてのもの――それを運命はゆたかに彼に与えたが――を誇ることもなく、同時に弁解がましくもなく利用し、そういうものがある時にはなんら技巧を弄することもなくたのしみ、無い時には、別に欲しいとも思わなかったこと

 

で書いたように,リーマン後,私は,妹が2人いるのに世帯年収200万円の生活をしたことがあるから,ないときにはべつにほしいと思わず,欲求の側を調節して生きていけるのである。これが当然だと思っていた。

 

ところが,今日友人と話して,私やプレカリアートユニオンが日頃批判している,家本賢太郎氏や廣瀬泰三氏の金銭獲得活動を,むしろ理解すべきなのではないかと思ってしまったのである。

私の父などは,私よりも,金銭獲得が好きである。もっともその金銭を,私やふたりの妹に,ほとんど投入してしまうのであるが。父だけでなく,昔の男たちは概して,今の私たちよりも強欲で,欲求を満たすことに目がなかったという。

 

かつて当家がそうであったように,おカネに余裕があると子供も多いから,5人も子供がいる*4家本賢太郎が,私の父以上に,おおくの金銭を獲得したい,単に育てばいいのでなくて,全員を医学部にやりたいという位の気持ちになることや,ヘリコプターに搭乗し,高級マンションに住みたくなるような気持ちが,少しだけ理解できた。

だってみんなそうなのだもの。

 

みんな金銭を獲得したいし,獲得するためならば,バレない範囲でスピード違反をしている。みんなと同じ違反をしただけなのに,ウチにだけプレカリアートユニオンの街宣が来るのはおかしい。

うーん……そうなのだろうか。でも,私が金銭を志向する側であれば,そう思うに違いない。理解の余地はある。

 

この点はしつこいほど強調したいのだが,私は,公益を目的に生きてきた人物ではない。反公益的なことを避けたいという気持ちと,自らの価値観に反することはしたくないという気持ちの衝突の中で,いつも隘路を進んできただけの,優柔不断の士である。

しかし,労働組合の活動は,演説を含めて,公益を知る庶民たちの心に訴えかけるためにするものだ。社長がエラいからとか,*5弁護士屋を沢山傭うことができたから正しいという,金銭力による良識の破壊を,許さないために行うものだ。

そうした中,私や組合の考えがむしろ社会のそれから離れていて,多くの人は,なるべく手段を選ばずに,金銭追求活動をもっと盛んにやりたいところ,それに運良く成功したブラック企業の社長を,金銭追求活動のために手段を選ばないからという理由で非難しているのであれば,どうしよう,と考えた。

金銭追求活動を志向する彼らがあたりまえであって,金銭追求活動を抑制し批判する労働組合が,むしろ反社会的なのだろうか。んんん???

 

帰りの銀座線で,最後のひとりになるまで居座り,降車客ひとりひとりの顔を,まじまじと見つめた。あの人もこの人も,金銭を強く要求しているのだろうか*6

よのなか,広い。長さ20メートルの銀座線の車輌1両の中にさえ,どんな思念が詰まっているかわからない。

*1:ユニオン運動センター内の組合が全部こんな感じ,という意味ではない

*2:ひとり頭13,500円

*3:曖昧に思い出して書いているものなので,家本賢太郎氏の弁護士屋さんは,時間の無駄であるから録音データと照合しない方がいいと思う。でも,照合作業をやってタイムチャージを請求すれば,これまた金銭獲得の大チャンスである

*4:私が暴露しているのではなく,家本賢太郎みずから,ブログのプロフィール欄にそう書いている

*5:高いメシばかり食べてプニプニした……弁護士というのは全般に,会うたびに,デーン!!とばかりぜい肉を見せつけられるので,不愉快である。弁護士屋と接点のない生活がしたい

*6:何に使うんだろう……