Serve One Another

天網恢恢疎而不漏

金銭追求活動について

今日,同年代の友人2人と,新橋で飲んできた。案外いい店だった。 その中で,消費活動や所得に関する話をしたのだが,全体的な印象として, 私の最近の考え方は,標準からほど遠いところにあるのか という意外さに満ちていて,色々と申し訳なくなってきた。…

鳥商のおもひで(5)

あっけないものであった。 私は,その場で制服などを没収され,スーパーを放り出された。 (解雇の様子。黒塗り部分は,和解条項のためやむを得ず非開示) 人間同士の関係には,つねに,始まりと終わりがある。しかし,ほとんどの場合,始まりにも終わりにも…

鳥商日本株式会社に関する謝罪公告

元会社経営者の端くれとして,最低限の責任を取る目的のもと,下記の謝罪文を,すべてのご関係者さまに対して,差入れます。

鳥商のおもひで(4)

なんだか,アクセスが多い*1。 実は,この連載を書くようにと勧めてきたのは,組合の理事である。 今は,まだ鳥商社が設立される前のことを書いているので,まったく組合活動らしくない展開になっている。 しかし,最近のことに話が進めば,労働紛争の記録と…

鳥商のおもひで(3)

入学したはいいものの,この時以来,私にとって不幸の日々が始まる。 この時期を端的に示している記事がこちら。 serve1another.net まさにtOriPayを思いつく直前に,今から詳細に記載する,2015年前後の出来事を,振り返って書いた記事である。 …

鳥商のおもひで(2)

雪の中,私は,武蔵小金井駅からほど近い,ボロ宿に泊まった。 東京の民宿に泊まるのは初めてだったし,こんなイトーヨーカドーがあるような駅にも,民宿なんてものがあるとは思っていなかった。 そのとき,東京は久しぶりの雪であった。雪ならば自転車は使…

鳥商のおもひで(1)

とある人に推奨されたので,「鳥商のおもひで」と称する,連載を書いてみることにした。 鳥商社*1というのは,私が,2016年5月25日に設立して,2018年3月13日まで経営していた,ちいさな会社のことである*2。 また,関連して迷惑をかけたおお…

32ヶ月前の裏アカで自分を見つけてしまった(無修正)

衝撃的な日である。 じつは,Twitterの隠しアカウントを発掘し,32ヶ月前の自分を発見してしまった。 記憶している限りでは,もっとも不幸感の強かった時期である。三鷹市の土佐寮という県人寮で,自ら買い入れた多数のゴミに囲まれ,休日は,昼の…

他人の生い立ちは圧縮ファイル

私は,他者との関わりが,極めて希薄である。 今に始まった事ではない。小学校高学年のあたりから,そうなのである。思えば,小学校5年生以降,誰かを遊びに(「会わないか」,と)誘ったことは,数えるほどしかない。 ・小学校5年頃,板橋区成増在住の友…

現実を現実として受け止める「ちから」

……上の記事を,読んだ。 お世話になっている弁護士屋さんが書いた記事だから読んだのだが,刮目すべきは,次の部分だろう。 私も、かつてある事案で、同様の言い訳を会社からされ、相手に弁護士がついてもその言い分を崩さなかったので、「このままでは差し…

「危険の提供」としての団体行動権

さて,先般述べた事情によって労働運動に(やむなく)関係する事になったが,これには気付かされる所が多かった。 危険の提供 労働組合は一般に,団体行動権というものを憲法上保証されている。これによって,社前集会(会社の前でナゾの集会が開かれること…

誰がこんな奴にごめんなさいするか

3月初頭のことである。 世間が花見やら桃の節句やらで騒々しい中,私は絶望の日々を送っていた。 上司や同僚が(特に理由がないのに)引き起こした様々な問題。社内政治。突きつけられる無理難題。 私はすっかり打ちのめされ,しかし投げ出すわけには行かな…

職場の「インフルエンサー」と法治主義

ここのところ、個人的な事情から、労働問題について種々詳しく調査している。その結果、労働問題発生の原因と、自分自身の生き方について、多少の発見があったのでまとめてみたい。 労働問題は面白い 労働問題は「面白い」。なぜならば、契約の当事者が期待…

働く喜びについての中間報告

2年ぐらい手掛けていた経営者業(自営業)を、名実ともに手放すことになった。プライベートの場ではないからあまり仔細には書けないのだが、ぶっちゃけ、めっちゃ嬉しい。そもそも、(当時)20歳で「社長」なんて違和感満載で、気持ち悪すぎる。誰かにそう呼…

転売的アプローチと発明的アプローチ

ベンチャーやらスタートアップやら色々うるさい時代における、富の源泉について考えている。 この懐かしい記事では、いわゆる付加価値はどのように定義可能かということについてちょっとだけ考え始めている。面積を最終商品の価値とした時の、レーダーチャー…

人生経営のススメ(2)商社マンと比較してみる

前篇に引き続き、個人の収益性を時間軸で評価する話を続けたい。 企業会計の価値は、それを以て他社との比較に活用できるという点である。いうまでもなく、各社がてんでんばらばらの基準で自分勝手に会計評価をしていれば、投資や融資の判断に利用することが…

「人生経営」のススメ(1)

個人の生計は、企業の経営とほとんど同視することができるし、むしろ、同視するべきである—そう表現すれば、多くの人は驚くだろうか。 しかし、小さいながら会社を経営して一年半になる今、両者の境界線は私にとってますます曖昧になってきている。今回から…

「最悪の青春時代を送る七つの方法」

とても久しぶりに自分の時間が持てたので、少し過去を振り返って反省点をシェアしたい。以前の記事とは少し毛色が異なるが、ぜひ公衆に共有すべき、価値ある失敗集だと思っている。題して、「最悪の青春時代を送る七つの方法」。ご笑覧あれ。 1.ツイッター…

「正義」を手放すことは怒りを手放すこと

最近、一向にブログの更新が滞っている。 もともとは社会正義の存在を信仰して始めたブログなので、社会正義よりも結果、金銭を崇拝する生活に切り替われば更新が難しくなるのは当然のことかもしれない。気がついたら、はてなの契約更新さえも怠っているあり…

続・商品価値を分解する

商業をやってみて気がついたのであるが、事業上購入するものや仕入する商品についても、(消費者ではないのに)消費税は徴収される。ただし、商品を再度販売する場合は購入者から消費税が徴収でき、赤字で販売する*1場合以外は徴収する消費税額の方が多くな…

転売と生産、価値の付加および剥奪

「転売業」という言葉から多くの人が連想するのは、おそらく「せどり」や「ダフ屋」のような、いかにもゴキブリ業といった感じのビジネスかもしれない。 しかし、実際には世間におけるビジネスの大部分が「転売業」にすぎない。ソフトバンク光、NURO光はソフ…

『青年社長』から学ぶ―ワタミはなぜ「ブラック企業」となり、しかも失敗したのか

ワタミの凋落が話題に上って久しい。昨年は110億円を超える経常赤字をマークし、虎の子であった介護事業の売却を余儀なくされた。 今後はファミレス型の総合居酒屋を取りやめ、専門店への改装を進めていく方針ということだ。しかし最新の第一四半期決算でも5…

「可能性のポリティクス」の社会活動論

Abstract 人は自己保存の欲求に従って行動する主体であり、ある財や行為が自らの生存可能性に与える影響を限定合理的に評価して絶えず行動を最適化している。生存可能性は効用そのものであり、それゆえ、個人が生存可能性の一部分を犠牲にして「支払い」を行…

同性婚の不可なるを説く―再生産を巡る報酬的秩序の観点から

Abstract 現在我が国においては、同性愛者であっても養子縁組によって婚姻と同等かそれ以上の実際的なメリットを享受することができる。それでもなお同性婚が要請される理由は、婚姻が単に経済的なメリットをもたらすに留まらず、当事者間に精神的な満足を与…

クリティカル・シンキングってなんだ?―ICUに潜む"ignorance"を検証する

話題を呼んでいるフロリダの銃乱射事件について、国際基督教大学の、とある卒業生がこんな投稿をした。 6月13日(月)15時07分 あまりこんなことを投稿したい訳では無いけど、さすがに日本のメディアのignoranceに我慢できなくなって、、、 Firstly, rest in p…

自由恋愛主義はジェンダー・ロールを強化する(改)―多様な供給と一様な需要

高齢者層ほどジェンダー・ロールをはじめとする伝統的価値観に親和的であり、若者ほどそうではない。この考えはよく普及している割には、その原因を問われる機会に乏しい。たしかに、30年ほど前の日本において高齢者・年配者と言えば「戦前生まれ」「昭和一…

「相対的信仰」の欺瞞とICUにおける学問の理不尽性

※極めてローカルな話題となりますことをお許しください つい先程まで、シンポジウム「宗教間対話による特別シンポジウム 生きる指針 Hidden Compass of Life」を聴講していた。 無神論者であるライアン・ワルド氏が欠席されたのが非常に残念であったが、質疑…

自由意思期待説ー創造論と実存主義哲学の統合

この頃、聖書とか神学とかに触れる機会に恵まれている。国際基督教大学という環境に占める部分が大きいのだが、かねてから創造論には十分な説得力がある(ただしその神が聖書の神であるかは留保する)と考えていたので、今までに考えた哲学についての見解と…

「準性的サービス」とビルトイン・アファーマティブアクション

アファーマティブ・アクションという考え方があります。基本的に、社会における資源(人に効用を与える色々なもの)の分配は、自由競争に基づいた合意によって決定されます*1。しかし、特定の競争において、明らかに不利と考えられる属性の人々がいるとき、…

「クリエイティブ労働」と「マニュアル労働」

日本では5684万人の国民が働いていますが、これらの労働者は一般的には ホワイトカラーとブルーカラー フルタイムとパートタイム という分け方で分類されます。しかし、哲学的な観点から労働市場を考えるにあたっては、以下の分け方がより適切ではないかと思…